別れ霜
わかれじも
名詞
標準
late frost
文例 · 用例
江戸川口も、銚子口もまだ別れ霜を気遣って、茄子苗を露地へ出すのに、毎日日和ばかりを見て居る頃である。
— 佐藤垢石 『河鱸遡上一考』 青空文庫
たとえば、春雷、雪解、別れ霜。
— 高浜虚子 『俳句とはどんなものか』 青空文庫
「どうしたろう、彼奴め……うう寒」 と、菖蒲革の番太袴に、ワラ草履を引きずって、二月の別れ霜が、うすく降りているドブ板を浮き足に踏んで戻ると、もう杉の森に、鴉が、があがあと騒いでいる。
— 吉川英治 『雲霧閻魔帳』 青空文庫
「爺、おととしかな、ひどい春の別れ霜と、そして夏はまたひでりで、この山里が、えらい不作にみまわれたのは」「いえ、あれはもう、さきおととしのことでございましょう」「そうか。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
別れ霜 待ちかねていた者たちの帰りを、正成はいまたそがれ時の燭に見ていた。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
春だというのに、今朝は別れ霜が降りて畑の作物が心配だ。
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天気予報で、明日の朝は別れ霜に注意するよう呼びかけている。
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桜が満開になった後の別れ霜は、花を傷めてしまうことがある。
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