切れ長の目
きれながのめ
名詞
標準
almond eyes
文例 · 用例
どこからそうした媚びを得て来たものか知れなかったが、彼の切れ長の目は絵巻の小姓のそれのような冴えを持っていた。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
あんたとももう逢われなくなるのねえ」 お高祖頭巾のなかの切れ長の目が、いつしかシットリ潤んでいた。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
「立派だこと」 お八重は切れ長の目を潤ませていた。
— 正岡容 『圓太郎馬車』 青空文庫
目の前に坐っている娘が、切れ長の目の可愛らしい少女であり、それがいまはやさしい穏やかな瞳でじっと私をみつめているのに、私は長いこと気がつくこともなかった。
— 山川方夫 『軍国歌謡集』 青空文庫
音さしたらいかん」 マスノがうすいくちびるをそらして、少しつった切れ長の目にものをいわせると、竹一や正までが声もからだもひそめてしまった。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫