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養生所

ようじょうしょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
六月のは浜田への到着と、殿町という処に住居の定ったこと、八月のは父の平右衛門が病気になったこと、十月の手紙には松原という海辺に、父の養生所を賜わったが、その家は座敷から松原湾の美しい海が眺められる、などということが書いてあった。
山本周五郎 みずぐるま 青空文庫
――先生のような人こそ、養生所という特殊な施設にはうってつけの人なんだな。
徒労に賭ける 赤ひげ診療譚 青空文庫
それは二年まえからのことだそうで、森半太夫の話によると、一昨年の秋に、三人の娼婦が養生所へ救いを求めて来た。
徒労に賭ける 赤ひげ診療譚 青空文庫
養生所へ帰って来た去定は、独りでしきりにそう呟いていたそうである。
徒労に賭ける 赤ひげ診療譚 青空文庫
これらのことは半太夫から聞いたし、養生所の病室にはいまでも二人、去定が引取って来て療養している女がいた。
徒労に賭ける 赤ひげ診療譚 青空文庫
そこで去定は、そういう事情なら養生所へ引取ると云いだした。
徒労に賭ける 赤ひげ診療譚 青空文庫
そんな例はざらにはないだろうが、養生所へ逃げて来た三人の女たちがそうだったし、現在もみくみ町で幾軒かそういう家がある。
徒労に賭ける 赤ひげ診療譚 青空文庫
それは彼が長崎へ遊学したときのもので、各科の病理や解剖、治療、調剤にわたる記録で、この養生所の見習医になったとき、去定に求められて呈出したものであった。
徒労に賭ける 赤ひげ診療譚 青空文庫