棠蔭
棠蔭
名詞
標準
文例 · 用例
「棠蔭秘鑑」に拠れば、評定寄合は、寛永八年二月二日、町奉行島田弾正忠の邸宅に、老中が集会して、公事の評定をしたに始まったようである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
探偵小説は、エドガー・アラン・ポーに始まると思われているが、中国には早くも元代に『棠蔭比事』があり、日本には三百年前の井原西鶴に『桜蔭比事』がある。
— 捕物小説というもの 『随筆銭形平次』 青空文庫
中国には、詐術又は裁判小説は夥しく、『棠蔭比事』などはその代表的なものだが、私はその中のトリックを逆に用いた例はある。
— 平次身の上話 『随筆銭形平次』 青空文庫
西鶴の『本朝|桜蔭比事』は叙述の精妙さで帽子を脱ぐが、今用いられるようなトリックや材料は少なく、『棠蔭比事』以下の比事物や用心記も大同小異といって差支えはない。
— 平次身の上話 『随筆銭形平次』 青空文庫