シルクハット
シルクハット異読 シルク・ハット
名詞
標準
top hat
文例 · 用例
お上に参るの時、あなた、シルクハット、フロックコートですよ』などと、子供をだますようにして説き伏せられ、やっと礼服を新調したけれども、やはり少しも着ようとしない。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
孔雀のように派手なシアーレが展げてある向う側の女物屋のショーウィンドウの前へ横町からシルクハットを冠ったニグロの青年と、絹糸のようにデリケートな巴里の女が腕をからんで現われた。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
まだ私が銀座でシルクハットのうえ、チャルストンを踊っていたころ、友達の横田は亜米利加の流行女達の間に東洋人を情夫に持つことが紐育の社交界に風靡しだすと忽ち渡米してしまった。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
青い絨氈の上を鏡のない人間が歪んだシルクハット、胸は悲しい葬だ。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
金羊毛の踊子の白粉が夜会服のシルレルに、アドリア海にも似た陸地の汚点をつくっていると、シルクハットには女の腕に巻いた跡が緑色のリボンをつけてはねかえっているのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
諾威道路に彼の姿が見えなくなると、リー・シー・ツワンは鏡の前でシルクハットをかぶった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
それはとにかく、この絵の中のロンドン、リーディング間の郵便馬車の馬丁がシルクハットをかぶってそうしてやはり角笛を吹いている。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
ドック近くの裏町の門々にたたずむ無気味な浮浪人らの前をいばって通り抜けて川岸へくると護岸に突っ立ったシルクハットのだぶだぶルンペンが下手な掛け図を棒でたたきながら Die Moriat von Mackie Messer を歌っている。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
作例 · 標準
マジシャンがシルクハットから鳩を出す芸を披露した。
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昔の紳士は、燕尾服にシルクハットを合わせていた。
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彼のコレクションには、珍しいアンティークのシルクハットがあった。
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