稲田
いなだ
名詞頻度ランク #28752 · 青空 354 例
標準
paddy field
文例 · 用例
しかしある時、ヘルンが案内して連れ出した所は、暗い闇夜の野道の中に、小高い丘があるばかりで、周囲は一面の稲田であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
あたり一面、稲田の中で蛙が雨のように鳴いていたのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
右には未だ青き稲田を距てて白砂青松の中に白堊の高楼|蜑の塩屋に交じり、その上に一抹の海青く汽船の往復する見ゆ。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それは薄曇りの風の弱い冬日であったが、高知市の北から東へかけての一面の稲田は短い刈株を残したままに干上がって、しかもまだ御形も芽を出さず、落寞として霜枯れた冬田の上にはうすら寒い微風が少しの弛張もなく流れていた。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
北緯四十一度を越えても稲田の黄熟しているのに驚く。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
倶知安の辺まで来るとまた稲田がある。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
どこまで行っても稲田は追っかけて来るのである。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
明治四十一年一月の「早稲田文学」に現れた、花袋の代表作の一つであろう。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
作例 · 標準
春になり、水が張られた稲田が鏡のように青空を映している。
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夕日に照らされて、稲田の穂が黄金色にきらめいていた。
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夜の稲田からは、カエルの大合唱が聞こえてくる。
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自転車で風を切りながら、どこまでも続く緑の稲田の脇を走った。
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