中臣祓
なかとみのはらえ
名詞
標準
grand purification ceremony (so-called because it was overseen by the Nakatomi family)
文例 · 用例
つまり神主が祓ひにやつて来るので、なかてばらひと言うてゐますが、中臣祓ひだと思ひます。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
主としては、中臣祓をしに出る禰宜が、神楽をすゝめる為に諸国を廻つたと言ふ物語りと、山から鬼が来て反閇を踏む霜月の行事、それにまう一つ花育ての行儀と、此三つが重つて居るので、翁の方は軽く見ていゝと思ひます。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
陰陽師の唱へる祭文と言へば、大祓詞の抜き読みと言つてよい「中臣祓」の外に、殆ど祝詞らしいものゝなくてすむ様になつて行つた。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
中臣祓へばかり唱へてゐる様な下級の神主・陰陽師、棚経読んで歩く様な房主をはじめ、今言ふ諸職人・小前百姓・猟師・漁人などに到るまで、多くは土地に固定した基礎を持たない生計を営む者である。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
其が、前後に宣命風の文句をつけて、宮廷祝詞の形を整へたので、後の陰陽師等の唱へた中臣祓は、此祝詞を長くも短くも誦する様だ。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
中臣祓――大祓とも言ひますが――のうちに這入つてゐる、有力な件りでありますから。
— 折口信夫 『国語と民俗学』 青空文庫
中臣祓の、長くも短くも用ゐられる様なものだ。
— ――その基礎論―― 『日本文学の発生』 青空文庫
ねぎとか、なかと祓――中臣祓を行ふ役の意らしい――とか海道下りとか称へてゐるのは、皆、翁の役を複演するもので、一種の異訳演出に過ぎないのです。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
作例 · 標準
古代の宮中行事では、中臣祓が重要な儀式として執り行われていた。
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神社のお祭りで、神職の方が中臣祓の祝詞を奏上するのを聞いたことがある。
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中臣祓というのは、国家鎮護や災厄除去を願う、清めの儀式のことだよ。
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