芝山
しばやま
名詞
標準
文例 · 用例
時とすると隣の別荘の芝山へ行つて、のびのびと酒を温めたり茶を立てたりする。
— 北原白秋 『孟宗と七面鳥』 青空文庫
わしゃ芝山の観音さんが、村中を助けて下さるために甚兵衛どんに乗り移ったんじゃと思うとるんじゃ。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
何の風情もない、饅頭笠を伏せた様な芝山で、逶※した径が嶺に尽きると、太い杉の樹が矗々と、八九本立つてゐて、二間四方の荒れ果てた愛宕神社の祠。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
何の風情もない、饅頭笠を伏せた樣な芝山で、逶※した徑が嶺に盡きると、太い杉の樹が矗々と、八九本立つてゐて、二間四方の荒れ果てた愛宕神社の祠。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
高くもない雑木山芝山が、逶り※つた路に縫はれてゐた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
とある芝山の頂に来た時、多吉は路傍に立留つた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
その芝山の重なりの間に、遥かな末に、例の如く端然とほの白く聳えているのである。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
海岸の屈折が深いから無数の芝山の間には無論幾つかの入江があるに相違ない。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫