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通い路

かよいじ
名詞
1
標準
route
文例 · 用例
不幸な夫ルパートが「第三者」アリスンの部屋から二階の妻ジュリーの部屋への隠れた通い路を発見して、暗い階段をびっこ引きながら上がって行く。
寺田寅彦 映画雑感6 青空文庫
千日前の歌舞伎座の横丁――昔中村鴈治郎が芝居への通い路にしていたとかで鴈治郎横丁と呼ばれている路地も、以前より家数が多くなったくらいバラックが建って、食傷路地らしく軒並みに飲食店だ。
織田作之助 大阪の憂鬱 青空文庫
そしてその試みの一つに思わず出たのが母への返答の所作でしたが、こうして母にその内実を穿き違えられてみると、穿き違えさして自分は却って笑壺に入る心地のするのは、たった一筋まだ残っていた母へのこころの通い路を自ら宣して断ち切ってしまうような感じがしてなりませんでした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
こうして一年あまりを過ごしたが、何分にも江戸の四谷と甲州街道の調布ではその通い路が隔たり過ぎているので、二人のあいだに身請けの相談が始まった。
二人女房 半七捕物帳 青空文庫
幾つかの女御や更衣たちの御殿の廊を通い路にして帝がしばしばそこへおいでになり、宿直をする更衣が上がり下がりして行く桐壺であったから、始終ながめていねばならぬ御殿の住人たちの恨みが量んでいくのも道理と言わねばならない。
桐壺 源氏物語 青空文庫
それで一旦はその通い路を断ったのであるが、お早の執着は容易に断ち切れなかった。
柳原堤の女 半七捕物帳 青空文庫
お供の人たちが次々に促しの声を立てるのを聞いておいでになって、京へはいって人目を引くように明るくならぬようにと、宮はおいでになろうとする際も御自身の意志でない通い路の途絶えによって、思い乱れることのないようにとかえすがえすもお言いになった。
総角 源氏物語 青空文庫
道の長くてけわしい山路であるのをはじめて知り、恨めしくばかり思った宮の通い路の途絶えも無理のない点もあるように思うことができた。
早蕨 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
毎朝通う通い路には、季節ごとに色とりどりの花が咲く。
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子供の頃、裏山を駆け回った懐かしい通い路をたどってみた。
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通勤ラッシュを避けるため、いつもとは違う通い路を使ってみる。
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「この辺りは迷路みたいで、初めての通い路はいつも不安になる。」
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