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新藁

しんわら
名詞
1
標準
new straw
文例 · 用例
この一軒屋は、その江見の浜の波打際に、城の壁とも、石垣とも、岸を頼んだ若木の家造り、近ごろ別家をしたばかりで、葺いた茅さえ浅みどり、新藁かけた島田が似合おう、女房は子持ちながら、年紀はまだ二十二三。
泉鏡花 海異記 青空文庫
一度五月の節句に、催しの仮装の時、水髪の芸子島田に、青い新藁で、五尺の菖蒲の裳を曳いた姿を見たものがある、と聞く。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
「あら、おいしいわ」 すると老人は、「それ見なさい」と言ったが、どこかから新藁を運んで来て敷いて呉れました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
わたくしは、きれいな新藁に腰を下して唐の芋を食べ進んでいますと、それは却々おいしくって、大概のことを忘れさせます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
けれども、汽車の窓から見る山野の色は、さすがに荒涼たるもので、ところどころに小家のように積んである新藁の姿は、遠山の雪とともにさびしい景色の一つであります。
小酒井不木 深夜の電話 青空文庫
新藁は、いきな女の投島田ばかりに売れるのではなく、素人でも洗い髪を束ねたりしてよく売れた。
続旧聞日本橋・その一 大門通り界隈一束 青空文庫
燕の飛ぶ小雨の日に、「新藁しんわら」と、はだしの男が臑に細かい泥を跳ねあげて、菅笠か、手ぬぐいかぶりで、駈足で、青い早苗を一束にぎって、売り声を残していった。
続旧聞日本橋・その一 大門通り界隈一束 青空文庫
穂のついたままの新藁が、納豆の包みのようにふくれた中に三つ小さな卵がある。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
作例 · 標準
農家では、収穫したばかりの稲からとれた新藁を乾燥させている。
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新藁の香りが、秋の訪れを感じさせた。
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子供たちは新藁を使って、動物の形を作って遊んだ。
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2
標準
rice seedlings boiled and dried and then tied into a woman's hair to chase evil spirits away
作例 · 標準
昔の日本では、特定の儀式で新藁が魔除けとして使われたという。
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彼女は髪に新藁を飾り、悪霊を追い払う古来の習慣に従った。
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地域によっては、今でも新藁を髪に結びつける風習が残っている。
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