重い尻
おもいしり
表現名詞
標準
lazy ass
文例 · 用例
けれども、N君の貞伝和尚に対する情熱はなかなかのもので、たうとう私たちの重い尻を上げさせてしまつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
肉鍋の傍に大あぐらをかいて、「奴隷の平和」をほくほく享楽しているのも、まんざら悪くない気持で、貧乏人の私には、わかり過ぎる程わかっているのですが、でもモーゼの義心と焦慮を思うと、なまけものの私でも重い尻を上げざるを得なくなります。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
犬は宏子を見ると、寝そべったまま、房毛の重い尻尾を物懶そうにふった。
— 宮本百合子 『雑沓』 青空文庫
そして僕の腕から、細そりした腺病質の上体をぬけ出して、肉附のいい重い尻をずらして、呼鈴を鳴らして、ねえさん、熱いのを下さいなと、涼しい顔をしている。
— 豊島与志雄 『慾』 青空文庫
なくなく買わずにまた五六町すぎて、さても旅は悲しき者とおもいしりぬ。
— 幸田露伴 『突貫紀行』 青空文庫
作例 · 標準
例句