何万年
なんまんねん
名詞副詞
標準
tens of thousands of years
文例 · 用例
そうしてみますと、第三紀の終り頃、それは或は今から五、六十万年|或は百万年を数えるかも知れません、その頃今の北上の平原にあたる処は、細長い入海か鹹湖で、その水は割合浅く、何万年の永い間には処々水面から顔を出したりまた引っ込んだり、火山灰や粘土が上に積ったりまたそれが削られたりしていたのです。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
人間が光度計を発明するよりもおそらく何万年前からこんなものが天然にあったのである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
今から何万年の後に地球上の物理的条件が一変して再び犀かあるいは犀の後裔かが幅をきかすようになったとしたら、その時代の人間――もし人間がいるとしたら――の目にはこの犀がおそらく優美典雅の象徴のように見えるであろう。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
さうして見ますと、第三紀の終り頃、それは或は今から五六十万年或は百万年を数へるかも知れません、その頃今の北上の平原にあたる処は、細長い入海か鹹湖で、その水は割合浅く、何万年の永い間には処々水面から顔を出したり又引っ込んだり、火山灰や粘土が上に積ったり又それが削られたりしてゐたのです。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
そんなら何万年経ってもきっと死なないようにしてやる。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
私もどうぞヒョロ子と一所に何万年経っても死なないようにして下さい」 と、豚吉まで一所になって拝みました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
何万年も経つてゐるので、こんな岩みたいにかたまつてゐますが、でも、羊羹よりも柔いくらゐのものです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
この世界に於て、生としてあるものは、何万年か樹齢が判らないほど生き延びて大きさは天日も隠すほど聳え立ちながら、無用の用としてのみの価値を持つあの散木という樹で象徴さしてある無刺激、無苦楽の生です。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
地層の精密な調査の結果、この地から見つかった化石は何万年も前の氷河期のものだと正式に判明した。
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宇宙の膨大な歴史に比べれば、人間の一生など何万分の一、あるいは何億分の一の瞬間に過ぎない。
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洞窟内の鍾乳石がわずか数センチ伸びるのにも、何万年という気が遠くなるような時間が必要とされる。
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