糠味噌
ぬかみそ
名詞
標準
salted rice-bran paste for pickling
文例 · 用例
このあいだ見た蒲田映画「その夜の女」などでも日本映画としては相当進歩したものではあろうが、しかし配役があまりに定石的で、あまりに板につき過ぎているためにかえってなんとなくステールな糠味噌のようなにおいがして、せっかくのネオ・リアリズムの「ネオ」がきかなくなるように感ぜられた。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
薪も割ってもらわなくちゃこまるし、糠味噌もよく掻きまわして、井戸は遠いからいい気味だ、毎朝|手桶に五はいくんで来て台所の水甕に、あいたたた、馬鹿な亭主を持ったばかりに、あたしは十年寿命をちぢめた。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
蔦ちゃんが、手を突込んだ糠味噌なんざ、打棄るのは惜いから、車屋の媽々に遣りさ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
私は極端に糠味噌くさい生活をしているので、ことさらにそう思われるのかも知れませんが、五十歳を過ぎた大作家が、おくめんも無く、こんな優しいお手紙をよくも書けたものだと、呆然としました。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
糠味噌に漬けた小蕪と鹽鮭の切身が一つ、その上に乘つてゐる。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
それは外でもない、台所の隅つこにある糠味噌の匂である。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
名香で痺れた鼻の感じは、糠味噌の酸つぱい匂を嗅ぐと不思議によくなる。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
少し雨でも降り続くと、道といふ道は、まるで糠味噌のやうに濘つてしまふ。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
母が作ったぬか味噌の味が、私の一番好きな味だ。
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ぬか味噌には乳酸菌が豊富に含まれており、腸内環境を整えるのに良いと言われている。
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初めてぬか味噌作りに挑戦したが、奥が深くて難しいと感じた。
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