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郷閭

きょうりょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼の郷閭の人々のうちには彼の学者として立つ事が彼の Lord としての生活と利害の相反することを恐れるものもあった。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
吾等村民ハ日に同胞の毒手に誘惑せられて困頓窮厄に艱み、郷閭の地より誘拐せられて異村の山河に悲み、家庭ハ冷かに墳墓ハ乱るゝの惨状に沈淪して哭天慟地の血涙に咽ぶの時に当り、人道上残虐の不幸に遭逢せる者を救ハれ豊饒なる吾等の居村を保持して財産を奪掠せらるゝの災厄を免るゝを得バ、衷心の歓喜何物か之ニ如かん。
田中正造 非常歎願書 青空文庫
石黒氏ノ近業ハソノ名ノ示スガ如ク往昔郷閭ノ私塾ナリシ有隣舎ノ沿革ヲ調査シソレガ師弟ノ伝ヲ述ベタルモノニシテコレスナハチ拙稿『下谷叢話』ノ記述スル所トホボソノ事ヲ同ジクスルモノ也。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
もし慈君の激励に会わずばその身は碌々として郷閭に老いたのであろうと語っていた。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫