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湯玉

ゆだま
名詞
1
標準
bubbles in boiling water
文例 · 用例
私は鉛のような憂鬱に閉されて、湯玉で蒟蒻の切れの躍るのが、土鍋の中から嘲笑うように感じられるので、吹き上げるのも構わず、蓋でぐっと圧えていました。
岡本かの子 扉の彼方へ 青空文庫
」 と突然どんつくの諸膚を脱いだ勢で、引込んだと思ふと、髯がうめ方の面當なり、腕の扱きに機關を掛けて、爰を先途と熱湯を注ぎ込む、揉込む、三助が意氣湯煙を立てて、殺氣朦々として天を蔽へば、湯船は瞬く間に、湯玉を飛ばして、揚場まで響渡る。
泉鏡太郎 錢湯 青空文庫
唯見ると、親父は湯玉を拂つて、朱塗に成つて飛出した、が握太な蒼筋を出して、脛を突張つて、髯旦の傍に突立つた。
泉鏡太郎 錢湯 青空文庫
ああ、硫黄の臭もせず、蒼い火も吹出さず、大釜に湯玉の散るのも聞えはしないが、こんな山には、ともすると地獄谷というのがあって、阿鼻叫喚が風の繞るごとくに響くと聞く……さては……少い女が先刻――(ここは地獄ですもの。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
蓋を、元禄袖の袖口できると、俄に湯玉のはじける音がはっきりした。
宮本百合子 未開な風景 青空文庫
一一 魚目――小さい湯玉を魚目にたとえる。
茶の本 茶の本 青空文庫
一二 縁辺の涌泉蓮珠――湯のにえあがるのを泉にたとえ、湯玉の多いのを連珠にたとえる。
茶の本 茶の本 青空文庫
「しんぼうしたまえよ」 やがてあわだつ湯玉の表面に、ギラギラと油が浮いてきた。
佐藤紅緑 少年連盟 青空文庫
作例 · 標準
お湯が沸騰すると、たくさんの湯玉が踊り始めた。
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鍋の中では、湯玉が勢いよく上がり下がりしていた。
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源泉から立ち上る湯玉は、神秘的な光景を作り出していた。
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