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帯地

おびじ
名詞
1
標準
obi cloth or material
文例 · 用例
低きには森あり、林あり、野の花あり、しかして高きには雪あり、氷あり、我らの不二山は、小さい山だが、熱帯地方の二倍も高い山より偉大なるは、雪と氷に包まれているためである。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
もっともこう言った雪の美しさだけなら、何も高山に限らず、寒帯地方で、もっと大規模に見られるかも知らぬが、高山特得ともいうべきは、空の濃碧であること、色彩の光輝あること、植物の変化と豊饒なることなどが、その背景になっていることで、北寒地方の雪といえども、これらには辛うじて匹敵し得られるに過ぎまい。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
帯地方の山川草木禽獣虫魚は皆赤いもののような気がして仕方が無い。
寺田寅彦 青空文庫
あついたちりめんといふのは私の女学校時代の学期の合間に着せられる着物についた帯地のちりめんでした。
岡本かの子 縮緬のこころ 青空文庫
あるいは平凡な織物の帯地を見ているようなもので、綺麗は綺麗だがそこに何らの感興も起らなければ何らの刺戟も受けない。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
帯地方では露の夥しく降る処がある。
寺田寅彦 歳時記新註 青空文庫
すると彼は熱帯地の植物のような息を私に吐きかけて、 ――どうか、なぶらないでください。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
こういう物に対する好尚と知識のきわめて少ない自分は、反物や帯地やえりの所を長い時間引き回されるのはかなりに迷惑である。
寺田寅彦 丸善と三越 青空文庫
作例 · 標準
例句