礼儀正しさ
れいぎただしさ
名詞
標準
politeness
文例 · 用例
外套は私が脱がせて呉れるものだと思つて後を向いて立つし、唐紙は私が開けたてして通すのだつたし――私とFとの、そんな礼儀正しさを私は、雪子に見られるのを何よりも恥ぢずには居られなかつた。
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
なんて、何と白々しい、巧な、意地悪な、礼儀正しさだらう……。
— 牧野信一 『陽に酔つた風景』 青空文庫
彼は洋服を上等な布地でつくることに誇りをもっていて、見かけは粗野であるにもかかわらず、イギリス人の持ちまえといってもよい、身だしなみのよさと、礼儀正しさとがうかがえる。
— ワシントン・アーヴィング Washington Irving 『駅馬車』 青空文庫
重盛の到着を聞いた時から、「あいつのことだから、又じゃらじゃらした平服姿で、わざとやってくるぞ、少しは意見してやらねば」 と思っていた清盛だったが、わが子とはいえ、一目おいている上に、その礼儀正しさと、慈悲深さは定評のある男であり、会ったとたんに清盛は、自分の格好が恥ずかしくなってきた。
— 第二巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
マンダプーツ教授が見るほどディクソン・ウェルズは馬鹿じゃないことが確認できた一方、カーターのような礼儀正しさが欠如した男であることも確認できた。
— THE POINT OF VIEW 『観点』 青空文庫
妻の扱いについて、この風変わりな新郎は大変な礼儀正しさと配慮とをみせ、新婦と一般社会の両方を驚かせた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
規律のこととなると、船長の礼儀正しさも忘れられてしまう。
— DER HEIZER 『火夫』 青空文庫
そして彼の茶色の眼は、それ自身の美しさをものうげに喜びながら、あちこちと見廻している…… 彼の度を超えたおちつきと礼儀正しさには、誰でも息詰まるような気がした。
— TONIO KROGER 『トニオ・クレエゲル』 青空文庫
作例 · 標準
そのホテルのドアマンの隙のない礼儀正しさに、一流のサービス精神を感じた。
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彼女の魅力は、美しい容姿だけでなく、誰にでも平等に接する礼儀正しさにある。
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厳しい指導で知られる部活だが、部員たちの清々しい礼儀正しさは見ていて気持ちがいい。
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