到来物
とうらいもの
名詞
標準
present (received from someone)
文例 · 用例
そんな具合に、連中へ茶だけぐらいは出すが、それ以外の口慰みものは、よほど余計な到来物でもなければ出さないで、連中たちの負担で賄わせましたばかりでなく、とき/″\はこんな負担を命じました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
」四十六「さてはや、何でげすえ御到来物は。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
先生は、ではのちほど伺いましょう、これは到来物でございますが、とおっしゃって応接間の隅の戸棚から梨を三つ取り出して私に下さった。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
また、いつものように、到来物の礼状でも書かされるのだなと思いながら、長い廊下を通って、主人の部屋へ行った。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
」「到来物があったからじゃ。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
到来物の粕漬を送つたり、掘立の山の芋を寄こしたりして、その度に一寸絵の事をも書き添へておくが、画家などいふものは忘れつぽいものと見えて、粕漬や山の芋を食べる時には、つい思ひ出しもするが、箸を下に置いてしまふと、今の好物も誰が送つて来たものか、すつかり忘れてゐる。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「ほう、立派な柿の実ぢや、何処からの到来物ぢやな。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
大山君に信州のそば粉と浜松の納豆をお裾分けする、かういふ到来物は私一人で私すべきものではない、みんないつしよにその友情を味ふべきである、大山君はそれを味うてくれる人、味ふに値する人だ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
隣人から、採れたての野菜を到来物としていただいた。
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おばあちゃんが手作りの漬物を到来物として持ってきてくれた。
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旅行先から、友人へのおいしい到来物を選んだ。
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