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何回も

なんかいも
副詞名詞-の形容詞
1
標準
time and time again
文例 · 用例
掏摸が一度、豪勢な身なりをしている男の懐中物をくすねて鼻をあかしてやると、その快味が忘れられず、何回もそれを繰りかえし、かっぱらう。
黒島伝治 国境 青空文庫
……しかしどこかからきこえて来た軽はずみな口笛がいまのソナタに何回も繰り返されるモティイフを吹いているのをきいたとき、私の心が鋭い嫌悪にかわるのを、私は見た。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
一日のうちに、何回も何回も、火箸でもって火鉢のふちをたたいてみます。
太宰治 水仙 青空文庫
身体の工合がますますよくないこと、一日に何回も腸出血があると言うことなどが認められていた。
中島敦 斗南先生 青空文庫
勿論、この間には何回も断られたり、追い返されたりするのであるが、そこを根よく押して行くと、相手の方が次第に動いて来る。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
けれど何でも、もう嬉しくて寒気がするような、有難い言葉が三つも四つも続け様に繋がっていたに相違ない、私は見えない娘へ何回もお礼を云って、生け垣を去った。
松永延造 職工と微笑 青空文庫
しかし何回ものこういうことが、かえって彼の恵子に対する気持を変にジリジリと強めていった。
小林多喜二 雪の夜 青空文庫
――何回も何回もお預けをしておいてしまいにあかんべい、だ!
小林多喜二 雪の夜 青空文庫
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