狐憑き
きつねつき
名詞
標準
possession by a fox spirit
文例 · 用例
天狗や狐憑き、河童など 天狗に攫われるということも、随分沢山あったそうです。
— 岡本綺堂 『江戸の化物』 青空文庫
巫女 (上手に出られたのでやや狼狽しながら、義助の方を見て)これは狐憑きもひどい狐憑きじゃ。
— 菊池寛 『屋上の狂人』 青空文庫
すると狸腹の紳士や、狐憑きのやうな千三ツ屋が、声を合せてドツと笑つた。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫
」 連中の青息は穴のあいた風琴のやうに手応えもなくなり、狸腹や狐憑きの姿も消え失せて、阿父は道具立てばかりが依然として艶々しい独り舞台で腕組をしてゐるのが目立つた。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫
それは狐憑きを呼んで来て、神下しをかけて、一々名前を訊き出すといふ事だ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
大助は狐憑きの言ふが儘に、ちやんと十九人の名前を書きとめたものだ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「……『狐憑き、落つればもとの無筆なり』……という川柳を知っているかね君は……」 私は面喰った。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
……狐憑き……落つれば……落つれば……もとの無筆……もとの無筆…… と心の中で繰り返したが、わからないものはいくら考えても解らなかった。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
昔の村では、奇妙な言動をする人が現れると、狐憑きではないかと噂されたものだ。
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彼女の普段とはかけ離れた行動を見て、人々は思わず狐憑きではないかと囁き合った。
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祖母は狐憑きの迷信について、ただの昔話ではないと真剣な顔で語ってくれた。
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ウィキペディア
狐憑き(きつねつき)は、狐の霊に取り憑かれたと言われる人の精神の錯乱した状態であり、臨床人狼病の症状の一種である。また、そのような精神状態にある人、そのような事が起こり得ると信じる信仰、迷信もいう。 地方により管狐、飯綱、オサキ、人狐、トウビョウ、ゲドウ、犬神などとも言う。
出典: 狐憑き — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0