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下家

したや異読 げや・しもや
名詞
1
標準
small attached annex
文例 · 用例
なにしろこの息子は木下家の一粒種なのだから……」 母親はふだんから、世が世ならば、こんな素町人の家の娘をうちの息子になぞ権柄ずくで貰わせられることなぞありはしない。
岡本かの子 河明り 青空文庫
資産から云ったって、木下家の郷里の持ものは、人に奪られさえしなければ、こんな家とは格段の相違があるのだといっていた。
岡本かの子 河明り 青空文庫
「だれというほどの人がお供しておらないなどとは、どうもいやはや」 などといって預かり役は始終出入りする源氏の下家司でもあったから、座敷の近くへ来て右近に、「御家司をどなたかお呼び寄せしたものでございましょうか」 と取り次がせた。
夕顔 源氏物語 青空文庫
職を欲しがっている下家司級の人は、源氏が一人の夫人の家として世話をやく様子を見て、仕えたいと申し込んで来て、宮家に執事もできた。
蓬生 源氏物語 青空文庫
同じ中仙道筋でも、追分宿には問屋場の他に街道を通過する荷物の貫目御改所なるものが設けてあり、そこには陣屋役人の詰所もあつたやうで、その構造は備後表の縁付の疊を敷いた瓦葺の建家と、葺おろしの下家との二軒より成り、その坪數も三十三坪餘はあつたといふ。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
量長は長近より五代目に当る公義の子で、文化九年十二月十三日誕生、文政八年三月廿八日十四歳を以て元服、越後|権介に任じ、同日院昇殿を聴され、その後|弾正少弼を経て修理大夫に至り、位は天保十三年十二月廿二日従四位上に叙せられたことまでは、地下家伝によつて知ることが出来る。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
下家 私の叔母の家――岩下家――は、ざっとこうした空気の中に包まれた最も有力な家族の一つだった。
――獄中手記―― 何が私をこうさせたか 青空文庫
下家の後嗣ぎから女中に貶されたのだ。
――獄中手記―― 何が私をこうさせたか 青空文庫
作例 · 標準
「本宅の隣には、親が住むための小さな下家が建てられている。」
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「庭の片隅にある下家を、趣味の工房として改造することにした。」
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「大家さんの厚意で、広すぎる本宅の代わりに、管理しやすい下家を借りることになった。」
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