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風入れ

かざいれ
名詞
1
標準
give an airing
文例 · 用例
紅の括紐、襷か何ぞ、間に合わせに、ト風入れに掲げたのが、横に流れて、地が縮緬の媚かしく、朧に颯と紅梅の友染を捌いたような。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
硝子窓から微風入れて、煙草吹かして、夕日を入れて、知らぬ顔して、さしむかひ、――下ぢや、ちよいと出す足のさきついと外せばきゆつと蹈む、――雲のためいき、白帆のといき河が見えます、市川が。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
庭は、横の新道までぬけた広いのだのに、住居にしている中蔵の前に、コチョコチョと石を積上げた築山をつくり、風入れや、日光をわざと遮ってしまって、漆喰の池に金魚を入れ、夏は、硝子の管で吹きあげる噴水のおもちゃを釣るした。
続旧聞日本橋・その二 鉄くそぶとり 青空文庫
ゆくゆくは残らず、それを頭に入れるつもりでありましたけれども、その時は一通りの風入れでありましたが、「阿娑縛抄」百八冊を手がけてみたのも、その時のことでありまして、この大部の書のあらわすところが何物であるかに歯が立ちませんでした。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
蘭奢待を盗んだ美しい曲者「これ、お女中」「ハッ」「それは何んで御座るな」 宝蔵に梅雨前の風入れを了って、やがて一と片付けしようと言う時、御隠居様の御用と名乗って入って来た英山公附の女中が、何やら袖に隠して、いそいそと出て行こうとしたのでした。
第五夜 悪魔の反魂香 新奇談クラブ 青空文庫
三 淺草馬道の壽滿寺も、永寳寺に於ける場合と全く同樣で、これは元信の『高士觀瀑』といふ尺五ぐらゐの名幅を、十日ばかり前秋の風入れで取出したところを、誰がどうしてさらつたか、半日のうちに盜み去られたといふのです。
名畫紛失 錢形平次捕物控 青空文庫
そのなかに芝居土用やすみのうち柏筵一蝶が引船の絵の小屏風を風入れする旁にて、人参をきざみながら此絵にむかしをおもひいだして独言いひたるを記したる文に「我れ幼年の頃はじめて吉原を見たる時、黒羽二重に三升の紋つけたるふり袖を着て、右の手を一蝶にひかれ左りを其角にひかれて日本|堤を往し事今に忘ず。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫
ひとゝせ是を風入れするため舗につゞきたる坐しきの障子をひらき、年賀の帖を披き並べおきたる所へ友人来り、年賀の作意書画の評などかたりゐたるをりしも、順礼の夫婦軒下に我が里言には廊下といふ立けり。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫
作例 · 標準
「ほら、今日は絶好の洗濯日和だから、押し入れの奥までしっかり風入れをしなさい」
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帰省して真っ先にしたのは、閉め切っていた客間の窓を開けて風入れをすることだった。
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「あー、やっぱり部屋の風入れをすると気持ちいいね。空気が入れ替わった気がする」
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