弖爾乎波
てにおは
名詞
標準
文例 · 用例
さう云ふ關係は獨り此の假名遣のみではありませぬ、文法|弖爾乎波にもございます。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
例之ば文部省で許容になつて居ります「得せしむ」と云ふ弖爾乎波がある。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
斯う云ふことは又弖爾乎波ばかりではない、漢字にもあります。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
彼の弖爾乎波の許容になりましたときなどは、まだ元の語格を正則にしてある。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
それに背いて居る弖爾乎波を許容する。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
それから同じ許容になつて居る弖爾乎波の中でも「せさす」を「さす」にするやうなことは、是れは口語の方で久しく一般に行はれて居る。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
宗匠頭巾をかぶって、『どうも此頃の青年はテニヲハの使用が滅茶で恐れ入りやす。
— 太宰治 『或る忠告』 青空文庫
凄く大人っぽいかと思うと、まるきりテニヲハの抜けた舌足らずの喋り方をしたりする所が、女たちに気を許させるのであろう。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫