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偶発的

ぐうはつてき
形容動詞
1
標準
accidental
文例 · 用例
従ってある現象を定むる因子中より第一にいわゆる偶発的突発的なるものを分離して考うれども、世人はこの区別に慣れず。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
だから、これは非常に簡単明瞭な、偶発的な事件か、もしくは一筋縄で行かない深刻、微妙な事件に相違ない……といったような予感が、今朝、最初に一知の美しい顔を見た瞬間から、ヒシヒシと草川巡査の疲れた神経に迫って来たのであった。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
六 長い間の接吻――それは、偶発的でも、突発的でもない……。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
しかも、偶発的に暗示された世論が我々に信じさせようとしているのは、この驚くべき一連の暗合によってでなくてなんであろうか?
『モルグ街の殺人事件』続編 マリー・ロジェエの怪事件 青空文庫
ヒルシュ(E. G. Hirsch)が言っている通り、『原始的の宇宙開闢論はいずれも民族的空想の偶発的産物であって、したがって非系統的である。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫
しかもかかる偶発的些事というものは、もともと自然発生的であるだけにその外見は極めて自然で受けいれられやすい姿をしている。
伊丹万作 演技指導論草案 青空文庫
だいたい、憑着性の強い人物というものは、一つの懐疑に捉えられてしまうと、ほとんど無意識に近い放心状態になって、その間に異様な偶発的動作が現われるものだ。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
熊城は吃驚して眼を円くしたが、それを検事が抑えて、「勿論偶発的なものには違いないだろうが、しかし、僕等の肝臓に変調をきたしていない限りだ。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
偶発的(ぐうはつてき) — 幻辞.com