尼公
にこう
名詞
標準
文例 · 用例
(伊太利の俗、尼寺に入れんと定めたる女兒をば、夙くより小尼公など呼ぶことあり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
小尼公は偶人いれたる箱取り出でゝ、中なる穉き耶蘇の像、またあまたの白衣きたる尼の像を示し給ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
我は畫かきて小尼公を慰めき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
小尼公は日にけに我に昵み給ひぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
我は穉かりしとき寫しつる畫など取り出でゝ、み館にもて往き、小尼公に贈るに、しばしはそれもて遊び給へど、幾程もあらぬに破り棄て給ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
小尼公 フアビアニ公子とフランチエスカ夫人との間に生れし姫君の名をばフラミニアといひぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
されど搖籃の中にありて、早く神に許嫁せさせ給ひしより、人々|小尼公とのみ稱ふることゝなりぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
この小尼公には、むかし我手にかき抱きて、をかしき畫などかきて慰めまつりし頃より後、再び見ゆることを得ざりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫