下駄箱
げたばこ
名詞
標準
shoe rack (at an entrance)
文例 · 用例
」私はわけのわからぬ言葉を発して、携帯の風呂敷包を下駄箱の上に置き、素早くほどいて紋附羽織を取出し、着て来た黒い羽織と着換えたところまでは、まずまず大過なかったのであるが、それからが、いけなかった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
タンス、鏡台、トランク、下駄箱の上には、可憐に小さい靴が三足、つまりその押入れこそ、鴉声のシンデレラ姫の、秘密の楽屋であったわけである。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
」そこで一年生はあるき出し、まもなく二年生もあるき出してみんなの前をぐるっと通って、右手の下駄箱のある入り口にはいって行きました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
まもなくみんなははきものを下駄箱に入れて教室へはいって、ちょうど外へならんだときのように組ごとに一列に机にすわりました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
而して子供が遊び捨てた紙切れを庭になげたり、脱ぎ散らした小さな靴を揃へて下駄箱に入れてやつたりした。
— 有島武郎 『小さき影』 青空文庫
下駄箱の前に無頓着に脱ぎ散らかしたまゝに置かれてゐる小さないくつかの靴。
— 有島武郎 『小さき影』 青空文庫
俳優の下駄箱の前の頭取部屋へはいって、頭取と雑談しながら、あるいは、雨が小降りになるのをうかがっている――これも情けなくて出来なかった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
冴子が下駄箱から靴を出して、スリッパとはきかえている所だった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
作例 · 標準
学校に着くと、指定された自分の名前が書いてある下駄箱に靴を入れ、上履きを取り出した。
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実家の玄関にある備え付けの下駄箱には、家族全員の靴が入り切らずに溢れ出している。
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下駄箱の消臭剤を買い換えたおかげで、玄関の嫌な匂いがすっかり解消された。
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ウィキペディア
下駄箱(げたばこ)は、靴などの履物を収納するための家具。銭湯や寄席など古くからある大衆が集う場所では下足箱(げそくばこ)とも呼ばれ、規模が大きい場所では「下足番」と呼ばれる履物の管理人を置くことがある。下駄を履く人が稀になった現代でも下駄箱の名称が使われている。靴箱(くつばこ)とも言う。シューズボックスともいい間取図などではSBをあてる。
出典: 下駄箱 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0