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まつげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 そして私の顏を見詰め、絶對無上の尊敬と愛慕をこめて、その長い毛をしばだたいた。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
」 そして私の顔を見詰め、絶対無上の尊敬と愛慕をこめて、その長い毛をしばだたいた。
萩原朔太郎 散文詩集『田舎の時計 他十二篇』 青空文庫
この温泉の空気を代表する浴客は、主として都会の中産階級の人であるが、とりわけさうした人たちの若い夫人や娘たち――と言つても、大磯や鎌倉で見るやうな近代的な、中凹みで毛の長い表情をした娘たちではない。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
魂は丁度|毛のところまで出ていたのだ。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
そして身動き一つ、毛一本動かさないで眠りを装った。
葉山嘉樹 死屍を食う男 青空文庫
」「はい、」と伏目になったトタンに、優しげな毛が、(どうかなさいよ。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
頬桁へ両手をぴったり、慌てて目金の柄を、鼻筋へ揉込むと、毛を圧え込んで、驚いて、指の尖を潜らして、瞼を擦って、「は、は、は、」と無意味な笑方をしたが、向直って真面目な顔で、「どうですな。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
貴下は柳橋主義の癖に、」 夫人は薄笑いの目をぱっちりと、毛を裂いたように黒目勝なので睨むようにした。
泉鏡花 婦系図 青空文庫