町人根性
ちょうにんこんじょう
名詞
標準
townsman's (independent) spirit
文例 · 用例
これを讀むと、源十郎はたゞ親から讓られた身代をよく護れといふやうな、ありふれた町人根性でのみこんな覺書をその子に殘した人とも思はれない。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
これらの波止場人足や浮浪人、泥棒、けいず買い等の仲間の生活は、これまで若いゴーリキイがこき使われて来た小商人、下級勤人などのこせついた町人根性の日暮しとまるでちがった刻み目の深さ、荒々しさの気分をもってゴーリキイを魅した。
— 宮本百合子 『マクシム・ゴーリキイの発展の特質』 青空文庫
生ぬるい、厚顔な町人根性に反撥し、それを軽蔑している。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
また、武家の子を商人の家に貰うて養えば、おのずから町人根性となり、商家の子を文人の家に養えば、おのずから文に志す。
— 福沢諭吉 『徳育如何』 青空文庫
実に馬鹿らしきようなれども、先祖代々独立の気を吸わざる町人根性、武士には窘しめられ、裁判所には叱られ、一人扶持取る足軽に逢いてもお旦那さまと崇めし魂は腹の底まで腐れつき、一朝一夕に洗うべからず、かかる臆病神の手下どもが、かの大胆不敵なる外国人に逢いて、胆をぬかるるは無理ならぬことなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
階下へ行って、お茶の時の彼女の行状が私の面目を潰したこと、彼女は不人情なみすぼらしい女で、とてもその町人根性じゃ、私の言うこと私の為すことがわかるようになる見込みはない、と言ってやりたかった。
— ЖЕНА 『妻』 青空文庫
然るに今では欧州産の町人根性がこの特色を蔽い匿くして了っている。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
自分はファシストなどではない(「現代日本と町人根性」――雑誌『思想』)。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
作例 · 標準
困難な状況でも諦めない町人根性(ちょうにんこんじょう)が、彼を成功に導いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
昔ながらの町人根性(ちょうにんこんじょう)で、彼は借金を返済した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その商人は、町人根性(ちょうにんこんじょう)を忘れず、誠実に商売を続けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite