旅商い
たびあきない
名詞動詞-サ変
標準
peddling
文例 · 用例
徳三郎は旅商いに出ているあいだに、どこかでお熊と馴染になって、かれを誘い出して江戸へ帰って来たが、差し当りは女の始末に困って、河内屋へ奉公に住み込ませたに相違ない。
— あま酒売 『半七捕物帳』 青空文庫
其の角右衞門の家に勤めました岸田右内という御家来がありまして、其の者が若気の至りで、角右衞門の御新造の妹おかめと密通をして家出をいたし、本郷春木町に裏家住いをいたしまして、名も岸田屋宇之助と改め、旅商いをして居りますが、実に恋は思案の外でございます。
— 三遊亭圓朝 『鹽原多助一代記』 青空文庫
右内は忠心の者でございますから、旅商いをしながらも、旦那様は何方にお出でか、どうかお目にかゝりたいと主人の事を片時も忘れたことはありません。
— 三遊亭圓朝 『鹽原多助一代記』 青空文庫
いつも、若い番頭を一人つれて太物の旅商いに歩き、家には本来相当な財産がある上に、勤勉家でもあり、商売上手でもありなかなか繁昌したものです。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ちょうどこの家からは、諸国へ目薬売りの行商人が出ておるから、その旅商いの身支度を一揃い、わしに貸してくれんか。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
作例 · 標準
かつてこの地域には、富山の薬売りのような旅商いが頻繁に来ていた。
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祖父は若い頃、各地を旅商いして回っていた苦労話を楽しそうに語る。
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旅商いで培ったコミュニケーション能力は、今の商売にも活きている。
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