命からがら
いのちからがら異読 いのちがらがら
副詞多音語
標準
for dear life
文例 · 用例
KS倶楽部の土間は、命からがら、身をもって逃がれて来た人々で埋まっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
六、さすがのフウケーボー大博士も命からがらにげだした。
— 宮沢賢治 『ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ』 青空文庫
そりゃこそ出たぞ、と驚き慌て、得右衛門も待ち合えず、命からがら遁帰りぬ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
あの貴下が命からがらで御遁げ遊ばす処が一番|愉快い。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
およしなさいっていうのもきかないで、お友達の狐が、或る家の家鴨を盗もうとしたので、お百姓に見つかって、さんざ追いまくられて、命からがら逃げたことでした。
— 新美南吉 『手袋を買いに』 青空文庫
「お爺さん、これお爺さん、何をそんなに魘されてるのだよ」 すると老人の声で、「ああ怕かった、乃公が街を歩いてると、何をかんちがいしやがったのか、二人の仕事師が、だしぬけに鳶口を持って追っかけて来たのだから、命からがら逃げて来たのだよ」 と云った。
— 田中貢太郎 『遁げて往く人魂』 青空文庫
まさしく、命からがらであった。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
』ヴェル氏、仰天して、ころげるようにして廊下へ飛び出し、命からがら逃げかえったそうで、僕は、どうも、人のざんげを聞くことが得手じゃないのです。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、燃え盛る建物から命からがら逃げ出した。
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嵐の中、小舟は命からがら港にたどり着いた。
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「危なかった!命からがら助かったよ。」
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猛獣から逃れるため、彼は命からがら森の奥へと駆け込んだ。
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