幻辞.com

惑溺

わくでき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
indulgence
文例 · 用例
彼の生活は、今や空虚な狂熱や、耽美的な情緒に惑溺する時代を通り越した。
愛の詩集の終りに 愛の詩集 青空文庫
ところで室生犀星君は、この數年來著るしく傳統的な日本趣味に惑溺してゐる。
萩原朔太郎 詩に告別した室生犀星君へ 青空文庫
つまり彼のアインザアムが、彼をドリンケンに惑溺させ、醉つて他人に食ひついたり、不平のクダを卷かさせたのだ。
萩原朔太郎 中原中也君の印象 青空文庫
一たん求道の志を捨てて享楽に趨ってみたものの現実に全面的に惑溺することが出来なかったのを見ても察せられる。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
ただ注意としてそれが非常に惑溺性を帯びておりますが故に、少くとも人間である以上、理性を以てこれを調整して行かねばならないと言うにとどまるのであります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
その口癖がつい乗った男の方は、虚気と惑溺を顕すものと、心付いた苦笑も、大道さなか橋の上。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
僕の第二詩集「青猫」は、その惑溺の最中に書いた抒情詩の集編であり、したがつてあのショーペンハウエル化した小乗仏教の臭気や、性慾の悩みを訴へる厭世哲学のエロチシズムやが、集中の詩篇に芬々として居るほどである。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
尚この詩集を書いた當時、私はシヨーペンハウエルに惑溺してゐたので、あの意志否定の哲學に本質してゐる、厭世的な無爲のアンニユイ、小乘佛教的な寂滅爲樂の厭世感が、自から詩の情想の底に漂つてゐる。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
作例 · 標準
彼は、美食に惑溺し、健康を害するほど食べ続けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
権力への惑溺は、しばしば人物を堕落させる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
快楽への惑溺から抜け出すのは、容易なことではない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite