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葡萄糖

ぶどうとう
名詞
1
標準
文例 · 用例
その代り、葡萄糖やヴィタミン剤も欠かさず打って、辛うじてヒロポン濫用の悪影響を緩和している。
織田作之助 郷愁 青空文庫
われわれはもう充分によく消化されたような『食物』を口からではなく直接血管の中に注ぎ込んで生きているんです」「ふーむ、すると病人が葡萄糖の注射をするようなものだな」 辻艇長がうなずいた。
海野十三 大宇宙遠征隊 青空文庫
そこで通常この液の中へ、エネルギーの源即ち心臓の食物として、少量の血清アルブミンか又は葡萄糖を加えると、心臓は長い間搏動を続けるのである。
小酒井不木 恋愛曲線 青空文庫
泰子が衰弱をとり戻せずこの数日来葡萄糖を注射していますが、食慾なく、母の目には益※やつれを加えているらしいから。
一九四三年(昭和十八年) 獄中への手紙 青空文庫
歩いて帰った翌日、葡萄糖を注射して直った由、すこしやせていました、が、勤めがひどく疲労させるらしいので、却って神経は休まっているようでした。
一九四四年(昭和十九年) 獄中への手紙 青空文庫
○水飴は半ば有益なる葡萄糖に変化したる糖分六割と糊精一割六分と少量の蛋白質を含み、滋養分|甚だ多く、最も小児と老人の食物に適す。
春の巻 食道楽 青空文庫
白紙に包んだ葡萄糖の大きな塊りを、袂から取り出して彼女に与える。
豊島与志雄 白木蓮 青空文庫
――桃代はなんども葡萄糖の塊りを喜美子に持って来てくれた。
豊島与志雄 白木蓮 青空文庫