秋波を送る
しゅうはをおくる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to cast amorous glances at a man (of a woman)
文例 · 用例
私達も酒がだんだんまはつてくるし、するとその女が盛んに本因坊に秋波を送るんだ。
— 関根金次郎 『本因坊と私』 青空文庫
するとそこにゐた十人ばかりの芸者の中に、始終彼の方へ秋波を送る女が一人あつた。
— 芥川龍之介 『東京小品』 青空文庫
」と杉は原田の手にある三圓へ秋波を送る。
— 谷崎潤一郎 『The Affair of Two Watches』 青空文庫
政党物としての所謂政治に色眼を使わないというポーズによって、一般に政治なるものに対して無垢だというように、世間に向かって何食わぬ顔をしていたのだが、夫は実に或る一定の支配者政治にひそかに秋波を送るための擬装に他ならなかった。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
少しの秋波を送るだけで足りる。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
愛情深い父親を傍に伴ってる娘のもとにきて秋波を送るということは、一つの卑劣なる行ないではないか。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
「僕はいま砂馬とは関係ない」 統制派支持のはずの砂馬が、皇道派支持の青年将校になぜ秋波を送るのかと、俺もにがにがしさを押えがたいのであった。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
此奴のラシャメンが我輩に秋波を送る。
— 佐々木邦 『ガラマサどん』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はパーティーで憧れの俳優を目の前にして、熱烈な秋波を送っていた。
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彼は取引先の社長に秋波を送り、なんとか有利な条件を引き出そうと躍起になっている。
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秋波を送るだけで言葉を交わさない二人の様子に、周囲はただならぬ雰囲気を感じた。
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