雲をつかむよう
くもをつかむよう
表現形容動詞
標準
vague
文例 · 用例
」「私にはまだ雲をつかむようだ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
もともと子供の玩具同様のものであるから、どこで買ったか殆ど雲をつかむような尋ね物であったが、田舎の人は詰まらないものを買うにも、とかく暖簾の古い店をえらむ癖があるのを知っているので、かれは先ず馬喰町の近所で最も名高い小間物屋に眼をつけて、案外に安々とその手がかりを探り出すことが出来たのであった。
— 雪達磨 『半七捕物帳』 青空文庫
わたしは、そこで様々なる余技を考へるにつけ、今更途方に暮れて、不図これらの師匠からのことに思ひ及んで見たが、それらの何れをとりあげて見ても、まるで雲をつかむようであり謂然とするばかりであつた。
— 牧野信一 『気狂ひ師匠』 青空文庫
すでにふたりの子どもをかぎ出すことからして難事なところへ、行った先散った先が雲をつかむような八百八町とすれば、じつに難事中の難事でした。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
道々僕は、先生の渡された暗号――無論僕ははじめそれを暗号だと思った――を、色々に考えて解こうとしたが、まるで雲をつかむようだった。
— 小酒井不木 『闘争』 青空文庫
初め役人連は例のナポレオンの話を持ち出しかけたが、その口の下から、そんなことを切りだそうとしたことを後悔した、それというのも、ノズドゥリョフが調子にのって、とても本当と思われないばかりか、まるで雲をつかむような馬鹿げきった話を喋りだしたからである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
煙の中にいる姿の見えない人を捕まえるのですから、それこそまったく雲をつかむようなものでした。
— 豊島与志雄 『お山の爺さん』 青空文庫
★ 意外なことになった上に、事件の正体が益々雲をつかむようだから、この役は紳士探偵新十郎が適任だと決して、その日のうちに古田巡査が新十郎にこの旨を伝えた。
— その十九 乞食男爵 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
「そんな雲をつかむような夢ばかり見ていないで、もっと足元をしっかり固めなさい」
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彼女の語る未来予想図はあまりにも壮大で、聞いているこちらとしては雲をつかむような心地だった。
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雲をつかむような漠然とした不安を解消するために、まずは今できることを紙に書き出してみた。
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