売り物にする
うりものにする
表現動詞-サ変-する
標準
to market (something)
文例 · 用例
私たちは「死」を売り物にする訳には行かなかつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
薄曇った日とか、朝夕位のところでないと、葦の若葉がしおれるので、ほんの瞬間の生々した気分を売り物にするという、まことに妙な玩具でありました。
— 蘆の葉のおもちゃのはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
比丘尼行者が祈祷を売り物にする住まいなら、玄関出入り口の構えなぞ、少しは神々しいこしらえでもしてあるだろうと思いのほかに、いたってちゃちな、ただのしもた屋でした。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
早変わりを売り物にするくれえのおまえじゃねえか。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
殊に肉体を売り物にする俳優のような職業者に取っては、老いという刑罰ほど残酷なものはないとしみじみ思い当たった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
尤も、どの都市にだつて、あの新らしさを売り物にするヤンキーたちの、礼讚措くあたはざるニユーヨークにだつて、昔の俤は残つて居るから、それは決して質の問題ではないが、今の京都よりも、却つて名古屋に昔しくさい感じの多いのはどうした訳であらうか。
— 小酒井不木 『名古屋スケツチ』 青空文庫
そこにはかの『なも』『えも』のなまりを売り物にする紅裙たちが、縦横にうごめき始めるからである。
— 小酒井不木 『名古屋スケツチ』 青空文庫
それはあなた、処女は本来タダですよ」「私の母が私の処女を売り物にするつもりだったから、私反抗しちゃったのよ。
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
作例 · 標準
例句