叡覧
えいらん
名詞
標準
the emperor's personal inspection
文例 · 用例
この詮索には、主上も一方ならず御興味をもたさせられた御様子で、程なく禁裏から津守家へあてて、「住の江の忘れ草といふものを叡覧遊ばされたいから……」との御諚が下つた。
— 昭和五(一九三〇)年 『茶話』 青空文庫
次は大正七年文展会場で、藤原時代の紅葉狩の風俗を描き、叡覧に供しました。
— ――皇太后陛下御下命画に二十一年間の精進をこめて上納―― 『画筆に生きる五十年』 青空文庫
翌日、二十五日陛下御誕辰の佳き日、三室戸様が御拝謁の折りは、丁度、画を叡覧遊ばされていらせられ、一層御満足の御様子に拝されたと漏れ承りました。
— ――皇太后陛下御下命画に二十一年間の精進をこめて上納―― 『画筆に生きる五十年』 青空文庫
叡覧に供えるというほどのことではなく、お通りすがりの興におさせになったのである。
— 藤のうら葉 『源氏物語』 青空文庫
この石清水行幸は帝としても京都の町を離れる最初の時で、それまで大山大川なぞも親しくは叡覧のなかったのに、初めて淀川の滔々と流るるのを御覧になって、さまざまのことを思し召され、外夷親征なぞの御艱難はいうまでもなく、国家のために軽々しく龍体を危うくされ給うまいと慮らせられたとか。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
四 裁断申し渡し番付の写し信濃国筑摩郡|神坂村平民当時|水無神社宮司兼中講義青山半蔵その方儀、憂国の過慮より、自作の和歌一首録し置きたる扇面を行幸の途上において叡覧に備わらんことを欲し、みだりに供奉の乗車と誤認し、投進せしに、御の車駕に触る。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
この御巡幸は、帝としては地方を巡らせたもう最初の時でもなかったが、これまで信濃の国の山々も親しくは叡覧のなかったのに、初めて木曾川の流るるのを御覧になったら、西南戦争当時なぞの御心労は言うまでもなく、時の難さにさまざまのことを思し召されるであろうと、まずそれが半蔵の胸に来る。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
『新撰菟玖波集』には御製の金章長短の宸筆をも交えているので、禁裏でも等閑りの献上物のごとく見過ごされず、叡覧のうえ誤謬でも発見せられたものか、女房奉書を賜わった翌々日、また実隆に仰せて今一度校合の仕直しをして進上するようにと宗祇に命ぜられた。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
作例 · 標準
The Emperor's personal inspection of the newly built garden was a great honor.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
The artist hoped his masterpiece would be deemed worthy of His Majesty's imperial gaze.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
Official reports were submitted for the Emperor's perusal before the council meeting.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
"I present this work for your esteemed observation," he said humbly.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite