八重桜
やえざくら
名詞頻度ランク #44249 · 青空 97 例
標準
double-flowered cherry tree
文例 · 用例
八重桜多き由なれど花なければ吾には見分け難し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
……階の前に、八重桜が枝も撓に咲きつつ、かつ芝生に散って敷いたようであった。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
砂山を登り切つて、だらだら降りると竜神様の森があつて、その森の小路のところどころに八重桜が咲いてゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
たけは、突然、ぐいと片手をのばして八重桜の小枝を折り取つて、歩きながらその枝の花をむしつて地べたに投げ捨て、それから立ちどまつて、勢ひよく私のはうに向き直り、にはかに、堰を切つたみたいに能弁になつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
八重桜が時々見える。
— 幸田露伴 『野道』 青空文庫
朧々の夜も過ぎず、廓は八重桜の盛というのに、女が先へ身を隠した。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
墓のほとりの八重桜はもう青葉になっていた。
— 岡本綺堂 『夢のお七』 青空文庫
(おや) それは八重桜の花片であった。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
作例 · 標準
ソメイヨシノが散った後、公園の八重桜が見頃を迎えた。
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八重桜の並木道は、春の美しい散歩道として有名だ。
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彼女は八重桜の深いピンク色がお気に入りだ。
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