家庭薬
かていやく
名詞
標準
文例 · 用例
ですから生蕃小僧はそこを利用してその頃|流行っていた日本一薬館の家庭薬売に化けて大きな風琴を弾き弾き見付の町を流しまわっているうちに、等々力の若親分の身のまわりをスッカリ探り出してしまいました。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
臭剥(シュウボツ)という薬(臭化カリウムを土台にしてつくる鎮痙剤)はうちの家庭薬で(母の代から)三年ほど前あの栄さんと山に行った秋の夏、いちどきに仕事しながらつかれると盛にあれをのんだらおでこや何かにそのためのホロホロが出来てね、それを疲労からだと思いちがいしたことがありました。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
或るとき、社会意識にめざめた有名夫人たちが団体で、ここの住民に古衣類や菓子、粉乳や家庭薬などを、無料配給するためにやって来たことがあった。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
」ローマ人たちはこれまでと同じ家庭薬を使い、病気および治癒の神および女神を持っていた。
— OUTLINES OF GREEK AND ROMAN MEDICINE 『ギリシャおよびローマ医学の概観』 青空文庫
ウィキペディア
家庭薬(かていやく)は、一般用医薬品(医師の処方箋がなくても購入出来る)に含まれ、長い伝統と使用経験を積んだ薬のこと。
出典: 家庭薬 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0