年がいもなく
としがいもなく
表現副詞
標準
unbecoming to one's age
文例 · 用例
半町ばかりぶらぶら歩いて振り返ってもまだ出て来ぬから、また引っ返してもと来たとおり台所の横から縁側へまわってのぞいて見ると、妻が年がいもなく泣き伏しているのを美代がなだめている。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
落ち目になった夫人は年がいもなくしどろもどろになっていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
小川さんはひろ子さんがすきなんですね」 私は嬉しさの余り、感謝をはつきり云いすぎて年がいもなく赫くなつた。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
年がいもなく涙を催しまして、ブウ、ブウ、ブウ、まことに不調法。
— 坂口安吾 『お奈良さま』 青空文庫
年がいもなく、さまざまと狼狽えたさまをお目にかけましたにもかかわらず、お笑いもなく、お咎めもなく、およぶかぎり御加勢くださるとのお言葉、ありがたいとも、かたじけないとも、申そうにも早や……」 あとは涙声になって、そのままさしうつむく。
— 野伏大名 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
でたらめをいうのも、いいかげんになさい」 からかわれたのだと思って、由良は、年がいもなく大きな声をだした。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
我々の無能、まことにザンキに堪えませんが、我々の相手は、まさしく、悪魔の中の天才であります」 カングリ警部もどうやらいささか昂奮の気味で、平素の冷静を失い、満々たる闘志、年がいもなく気負っている。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
年がいもなく、だらしなく酔っぱらった親父が、どこからか、ひょっこり帰って来る。
— 江戸川乱歩 『疑惑』 青空文庫
作例 · 標準
隣に住むおじいちゃんが年がいもなく、最新のVRゲームを完璧に使いこなしている。
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年がいもなく遊園地で大声ではしゃぎすぎてしまい、後から少し恥ずかしくなった。
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「年がいもなく、また恋をしてしまったんだ」と、彼は照れくさそうに頭をかいて打ち明けた。
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