有神
ゆうしん
名詞
標準
文例 · 用例
かくして「最大の無神論者」が我らを真実の――空理に依らぬ実験上の――有神論者とするのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
そは「最大の無神論者」は実は最大の有神論者であるからである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
かう云へば、墮落した萬有神教だと攻撃するものもあらうが、別に崇拜する念を起さなければ、何も耶蘇教でいふ神と競爭するわけもないし,且、萬有神教の絶頂に登つて居るスピノーザの樣に、心と物とは一つの本體の二方面だといふ見解をも取らないから、個々別々な物の外に無限に重大な御神體があるとも思はない。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
立憲政体だの、万有神教だの、忠、信、孝、悌、だのってさまざまな奴があるから」「なるほど、蕎麦屋に藪がたくさん出来て、牛肉屋がみんないろはになるのもその格だね」「そうさ、御互に学士を名乗ってるのも同じ事だ」「つまらない。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
又不可思議をそのまま神として崇拝する万有神教は、輪廻転生の説と木乃伊とを生みました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
鉱物式や植物、動物式の性格 ――運命と鼻の表現(七) スフィンクスは埃及の万有神教から生れたものだけに、人間の鼻の表現の呪い方も森羅万象式で種々雑多に分かれております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
※袴不餓死、儒冠多誤身丈人試静聴、賤子請具陳甫昔少年日、早充観国賓読書破万巻、 下筆如有神賦料楊雄敵、詩看子建親李※求識面、王翰願卜隣自謂頗挺出、立登要路津致君堯舜上、再使風俗淳此意竟蕭条、…………… そこまで読みかけると、正香はその先を読めなかった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
前者はいわゆる有神論 theism の考であって、後者はいわゆる汎神論 pantheism の考である。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫