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女芸人

おんなげいにん
名詞
1
標準
female entertainer
文例 · 用例
入牢を命ぜられた娘義太夫三十六人は、いずれも年の若い女芸人であるから、暗い牢内へ投げ込まれて殆ど生きている心地はなかった。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
彼女が芸人をやめて故郷へ帰ったのは十九の秋で、その後に土地の料理屋の養女に貰われたとかいう噂が東京へもきこえたが、去るものは日々にうとしで、足かけ六年の時の流れは世間の人の記憶から竹本雛吉の名を洗い去って、今ではそんな不運な女芸人が曽て東京の人気を湧き立たせたことを思い出す人さえも少なくなった。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
勝久の初て招かれたのは今戸の別邸で、当日は立三味線が勝秀、外に脇二人、立唄が勝久、外に脇唄二人、その他|鳴物連中で、悉く女芸人であった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
長唄が畢ってから、主客打交っての能があって、女芸人らは陪観を許された。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
それは女芸人とよばれる仲間ではめずらしいことなのだ。
長谷川時雨 竹本綾之助 青空文庫
小屋もの、女芸人とあざけられて、人並の恋さえゆるされなかった世界に、少女時代をすごした彼女は、むしろ反抗的な、争闘的なものをふくんでいない愛情なら、決して欲しくないような気さえするのだった。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
「将軍家寝所へお入りの後は、いよいよもって無礼講、招待された追従武士ども、呼び集められた遊女や女芸人、腰元どもとトチ狂い、乱痴気騒ぎするであろう。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
で、旅稼ぎの女芸人、一座に不平のことがあって、一人脱け出して湖水を船で、対岸へ渡ろうとした際に、あなた様のご難儀を見、お助けしたのでございます。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫