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聳動

しょうどう
名詞
1
標準
文例 · 用例
人間の一生のうちに、その人の一切の事情を、一撃の下に転倒させるような重大な事件があり、社会においては、全社会を聳動せしめるような大事件がある。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
「佛蘭西文學の旺盛時代たる路易第十四世の朝に於て、突如として一世の耳目を聳動し來れる一書あり、其の簡淨痛快にして靈犀奇警なる人世批評は、天下驚畏の中心となれり、本書是れ也。
太宰治 ラロシフコー 青空文庫
*      *      * 時は明治ヽヽ年ヽ月ヽヽ日、一代の耳目を聳動せしめた。
平出修 逆徒 青空文庫
名士の家族であっただけにそのニュースは郷里の狭い世界の耳目を聳動した。
寺田寅彦 海水浴 青空文庫
軍縮問題が一時国内の耳目を聳動した。
寺田寅彦 時事雑感 青空文庫
そうしてその結果は世にも目ざましき大量殺人事件となって世界の耳口を聳動するであろうことは真に火を見るよりも明らかである。
寺田寅彦 火事教育 青空文庫
木下秀吉が明智を亡ぼし、信長の後を襲いで天下を処理した時の勢も万人の耳目を聳動したものであった。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
偶然に起つた彼の破廉耻な行爲が俄に村落の耳目を聳動しても、兎にも角にも一|家を處理して行かねばならぬ凡ての者は、彼等に共通な聞きたがり知りたがる性情に驅られつゝも、寧ろ地味で移氣な心が際限もなく一つを逐ふには年齡が餘に彼等を冷靜な方向に傾かしめて居る。
長塚節 青空文庫