築港
ちっこう異読 ちくこう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
harbor construction
文例 · 用例
夜のポーズ 落日の最後の明りが築港の海に消えてしまうと、やがて大阪に夜が来た。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
一個一厘の廃球を割ったり、同級生の頭をこついたりしてみても、如何にもけちくさく、それよりか、一里以上もある道を築港まで歩いて行き、黄昏れる大阪湾をながめて、豹一おまえは可哀そうなやっちゃと自分を甘やかしている方が気が利いていた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
成るにこと欠いて、火夫などになったのは、築港で寂しく時を過していた少年の海への郷愁からであったろうか。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
いまでも、この村の築港だけは、村に不似合ひなくらゐ立派である。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
一日何里俥をひいて走っても、狭い大阪の町を出ることは出来ないと、築港へ客を送るたび、銅羅の音に胸をどきどきさせているうちに、もう娘の初枝は二十一歳であった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
いったいに潜水夫の仕事は、沈船作業(単に荷物を揚げるような簡単なものから、爆破解体、巨大船の浮上のような大規模なもの)のほかに、築港、橋梁、船渠等の水底土木作業や水産物の採集などであるが、沈船作業は主として春から夏の頃の凪ぎの海に限られており、水産物採集には勿論漁期がある。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
次郎は今日も築港で仕事していて留守だった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
豹一は一里以上もある道を築港まで歩いて行き、黄昏れる大阪湾を眺めて、夕陽を浴びて港を出て行く汽船にふと郷愁を感じたり、訳もなく海に毒づいたりした。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
作例 · 標準
戦後、経済復興のため各地で大規模な築港が行われた。
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新しい物流拠点として、その地域に築港計画が持ち上がった。
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築港には莫大な費用と時間がかかる。
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標準
man-made harbor
作例 · 標準
その築港は、巨大な貨物船が停泊できるよう深く設計されている。
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古い漁村の沖に、新たな築港が完成した。
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築港のおかげで、貿易が飛躍的に発展した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
築港(ちっこう)とは、港を築くこと。また、その築いた港。
企業の名称
- 築港 (企業) — 兵庫県神戸市中央区海岸通3番地に本社を置く企業。
出典: 築港 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0