関善
せきよし
名詞
標準
文例 · 用例
八代洲河岸の伊達|遠江守邸に着くと、小関善左衛門という聞番の者が接待に出て、原田甲斐が来ていると告げた。
— 第四部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
三十六 幸三郎と由兵衞が關善の玄関に着くと、皆迎いに出ます。
— 三遊亭圓朝 『霧陰伊香保湯煙』 青空文庫
昨年|私が堀越團洲子とともに或る御大臣様お供で關善へ参りましたが、只今では三階造りの結構な新築でございますが、その以前は帳場より西の方が玄関でございまして、此処に確か十畳の座敷、入側付きで折曲って十二畳敷であります、肱掛窓で谷川が見下せる様になって、山を前にして好い景色でございます。
— 三遊亭圓朝 『霧陰伊香保湯煙』 青空文庫
折々|聞ゆるは河鹿の啼声ばかり、只今では道路がこう西の山根から致しまして、下路の方の川岸へ附きましたから五六町で往かれますが、私が十ヶ年前に参りました時には上路へ参りましたから八丁|余もありまして、足場が余程悪く、上路へ参りますとなだれに橋が架って居りまして、是から彼の關善と云う大屋の家へ参ります。
— 三遊亭圓朝 『霧陰伊香保湯煙』 青空文庫
幸「枕元に置いた金側の時計と煙草入がない……」由「私の烟草入もない」 と是から關善を呼んで派出所へ訴えに成りましたから、早速警察官が御出張に相成り、段々取調べましたが、少しも当りが附かない、随分湯場は稼ぎ賊が多いものでございます。
— 三遊亭圓朝 『霧陰伊香保湯煙』 青空文庫