旭日昇天
きょくじつしょうてん
名詞-の形容詞名詞
標準
full of vigor and vitality (like the rising sun)
文例 · 用例
その頃の僕は、新進作家として旭日昇天の形で、世の中に出て行つた。
— 菊池寛 『世に出る前後』 青空文庫
当時の春廼舎朧の声望は旭日昇天の勢いで、世間の『書生気質』を感歎するやあたかも凱旋将軍を迎うる如くであった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
同じく私の推称した先代木村重松の「慶安太平記」(善達京上り)とともにこれが大ヒットして、トントン拍子に金馬君は旭日昇天の人気者になった(重松の善達もこのニットーの節調が一番哀しく美しいのに、私は今パルロフォンのややできの劣った方をのみ蔵している)。
— 正岡容 『わが寄席青春録』 青空文庫
されば我が対等国家の礼を以て遣わした国書を見て、不満であったに無理はないが、しかもその我を以て旭日昇天の義ある日出処と称し、彼を目して凋落の義にも取れやすき日没処となした点においてまた少からぬ不愉快を感じたのであったに相違ない。
— 喜田貞吉 『国号の由来』 青空文庫
義仲は、東山道、北陸道をあらかた従え、旭日昇天の勢いで、都を目指して攻めのぼる気配であった。
— 第七巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
それからというもの、日本はまったく旭日昇天の勢いでした。
— 柳原白蓮 『私の思い出』 青空文庫
家康が、秀吉のこの旭日昇天のごとき擡頭を、果たして、どう観ているかは、大きな疑問的存在としなければならない。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
かれの今日から見れば、その栄達は、旭日昇天の早さにも見えるが、信長に随身してからでも、逆境なしという年は一年もない。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫