亥の子餅
いのこもち
名詞
標準
day-of-the-Boar mochi (made with new grains)
文例 · 用例
わが邦の亥の子餅ももと猪を農の神として崇めた余風で、猪の形した餅を拝んだ後食ったらしい。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
亥の子餅くれんこ、くれん家の嬶は、鬼うめ、蛇うめ、角のはえた子うめ そう歌いながら村の道を練るのであった。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
この亥の子餅くれんこの行事は、ふしぎにも狭い範囲にしか行われない。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
今でも憶えているが、私の家などでもよくこの亥の子餅を貰った。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
藁鉄砲はつかないが、亥の子餅をついてたべることは秋と同じである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
その上に今いった亥の子餅のやりとりというような、心をときめかす所作が幾つもあった。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
霜に染まった香の高い菊の小枝を折添えて、亥の子餅の重箱を配る。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
ただ歌の文句には、亥の子餅くれんこ、くれん屋のかかは、鬼うめ蛇生め、角の生えた子を産めなどともいったから、元は必ず餅を貰っていたのである。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
作例 · 標準
茶道の世界では、11月の炉開きの際に亥の子餅をいただくのが習わしとなっている。
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亥の子餅は、新米や新豆を使って作られ、猪の姿を模した素朴な形をしている。
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近所の和菓子屋の店先に「亥の子餅あります」という張り紙が出て、冬の訪れを感じた。
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無病息災を願って、家族みんなで亥の子餅を食べた。
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ウィキペディア
亥の子餅(いのこもち)とは、亥の子に際して作られる餅。玄猪餅(げんちょもち)、厳重(げんじゅう)とも呼ばれる。亥の子 の亥の刻(午後10時ごろ)に食べられる。俳句の季語では冬にあたり、菓子店では新暦10月よりも旧暦10月(新暦11月)に入ってから販売されることが多い。
出典: 亥の子餅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0