遅花
おそはな
名詞
標準
文例 · 用例
*長雨空の喪過ぎて、さすや忽ち薄日影、冠の花葉ふりおとす栗の林の枝の上に、水のおもてに、遅花の花壇の上に、わが眼にも、照り添ふ匂なつかしき秋の日脚の白みたる。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
時多遅花落在于井中。
— 折口信夫 『貴種誕生と産湯の信仰と』 青空文庫
多遅花者今虎杖花也。
— 折口信夫 『貴種誕生と産湯の信仰と』 青空文庫
毎年正月十五日の神斎翁曰、堀の内の人、宮治兵衛花水祝ひといふ事は淡路宮瑞井の井中に多遅花の落たる祥ありし事の日本紀に見えたるに濫觴して、花水の号こゝに起立にやといはれき。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
*長雨空の喪過ぎて、さすや忽ち薄日影、冠の花葉ふりおとす栗の林の枝の上に、水のおもてに、遲花の花壇の上に、わが眼にも、照り添ふ匂なつかしき秋の日脚の白みたる。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫