パナマ帽
パナマぼう
名詞
標準
panama hat
文例 · 用例
人々の視線一度に此方へ向かえば新郎のパナマ帽もうつむきける。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
座席に腰かけている人はパナマ帽に羽織袴の中年紳士で、ペダルを踏んでいるのは十八九歳ぐらいの女中さんである。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
)いままではおまへたち尖ったパナマ帽や硬い麦稈のぞろぞろデックを歩く仲間と苹果を食ったり遺伝のはなしをしたりしたがいつまでもそんなお付き合ひはしてゐられない。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
遊び人か、と思はれる角刈で、その癖パナマ帽を差置いた。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
日に焼けたるパナマ帽子、背広の服、落着のある人体なり。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
その自動車の主はパナマ帽を冠った紳士であった。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
その翌る朝、いつもより早く起きた私は、まだ開店まで一時間以上もあると思い思い、寝巻のまま叔父の椅子に腰をかけて、投げ込まれた新聞を読んでいると、思いがけなく店の前に大きな自動車が停まって、白いダブダブの詰襟を着たパナマ帽の叔父が、一人の令嬢の手を引いてニコニコしながら這入って来た。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
ハハハハハ」 叔父はお終いに、こう云って笑いながら壁に掛けたパナマ帽子の方へ手を伸ばした。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
作例 · 標準
夏のバカンスには、涼しげなパナマ帽が欠かせない。
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