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青髭

あおひげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
息子の年頃は二十三四で、色のくっきりと白く、鼻筋の通った、口元の締った眉毛の濃い、薄く青髭が生えて居りまして、つや/\しい大結髪で、けんぽう行義あられの上下に、黒斜子の紋附を着、結構な金蒔絵の印籠を下げ、茶柄に蝋鞘の小脇差を差して居りますから、年始帰りと見えます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 青空文庫
年齢三十五六にして色白く、鼻筋通り、口元の締った眉毛の濃い、青髭の生えた大髻で、二十日も剃らない月代頭でございます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 青空文庫
ただ違うところは、顎に青髭があることと、天鵞絨の黒い上衣のかわりに、絵具だらけの麻の仕事着を着ているところだけだった。
雁来紅の家 キャラコさん 青空文庫
かくて、青髭はその妻たちから打たれ、ポリフェモスはみずから善意をもって眼をえぐって、アシスとガラテアとの幸福のために身を犠牲にした。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫
想い出して恋しさに、時々、忠太郎は、この――この面に青髭のある年になっても、餓鬼のように顔も知らねえ女親が恋しい――恋しいのでござんす。
長谷川伸 瞼の母 二幕六場 青空文庫
」 もし彼女の話がこれだけだったら、私は彼方のヴェスパー博士は隠れた青髭だという印象を持ったままで終わっただろう。
O. H. ダンバー O. H. Dunbar 長い部屋 青空文庫
金語楼の「プロペラ親爺」と「青髭八人目の妻」久しぶりでルウビッチュに堪能する。
昭和十四年 古川ロッパ昭和日記 青空文庫
有名なウエブスター教授が友人を殺して実験室のストーヴで焼いた話、青髭のランドルーが多数の被害者をガラス工場の炉や田舎の別荘のストーヴで焼いた話などは、あなた方も多分御聞き及びでしょう。
江戸川乱歩 湖畔亭事件 青空文庫