鶉
うずら異読 ウズラ
名詞頻度ランク #41385 · 青空 451 例
標準
quail
文例 · 用例
敵萩原朔太郎鶉や鷓鴣の飛びゆくかなたにふたたび白堊の城は現はれ 風のやうに消えてしまつた。
— 萩原朔太郎 『敵』 青空文庫
リゼットが始めて彼に捉えられてサン・ラザールの館――即ち牢屋へ送り込まれるときには生鳥の鶉のように大事にされた。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
もし春の夕闇に鶉の下蒸しの匂いが廚房から匂って出なかったら通りがかりの人はおそらくこの辺にあり勝ちの住宅附事務所とも思って過ぎてしまうだろう。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
彼は滅亡の中からいま店の名物となって居る dortsch というスープと「スウヴァロフの鶉」という二いろ料理を持ち出した。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
――山鳩七|羽、田鴫十三、鶉十五|羽、鴨が三|羽―― づしりと其の中にあるが如くに見て取られる。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
ちょいと水をつけておいて、柔かにぐいぐいとこう遣りさえすりゃ、あい、鷹化して鳩となり、傘変わって助六となり、田鼠化して鶉となり、真鍮変じて銀となるッ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
山家、村里は薄紅の蕎麥の霧、粟の實の茂れる中に、鶉が鳴けば山鳩の谺する。
— 泉鏡太郎 『五月より』 青空文庫
いずれそりゃ、田鼠化為鶉、雀入海中為蛤、とあってな、召つかいから奥方になる。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
標準
Japanese quail (Coturnix japonica)